サンフランシスコのスケートボードブランド KROOKEDとニューヨークのブランド Quarter Snacksのコラボレーションコレクションが届いた。







KROOKEDといえば、ゴンズことマーク・ゴンザレスが立ち上げたサンフランシスコのスケートボードブランド。
Quarter Snacksといえば、ニューヨークのスケーターが立ち上げたブログメディア。後にアパレルブランドとしても人気になる。
ゴンズのアートワークとQuarter Snacksのチープでブラザーフッドなテイストが融合していて、最高。西海岸と東海岸のコラボレーションという意味でも熱い。
物議を醸すのは、このSnack Man Cruiserである。

Quarter Snacksといえば、このスナックマン。25セントのチープなお菓子を縦に積んである、いうならば、ニューヨークのだんご3兄弟。
スナックマンを型どったクルーザーデッキが、今回のコレクションの目玉である。
いつもは、この手のアイテムはあまり売れないので、ビビりちらして1枚しか発注しないところを、今回は、2枚も発注した。それくらいのオーラを放っていたのだ。今のところ、1枚も売れていない。なぜだ。
お店に来て、このデッキを見た人の反応の第一位が、
このデッキで滑れるん?オーリーできるん?
である。ため息が出る。
これについては、2枚も仕入れて1枚も売れていないということを差し引いても、言いたいことがある。
このデッキで滑れるかどうか。そんなことはどうでもいいのだ。
このデッキの魅力は、スケボーできるかどうかではなく、ノリだ。
KROOKEDとQuarter Snacksのクルーザーデッキ!イケイケじゃん!
という低IQな反応でいいのである。
スナックマンクルーザーは、スケボーしにくいし、オーリーもしにくい。じゃあどうして2枚も仕入れたのか。
ノリノリだから。
ノリがいい。
俺は、このデッキをノリだけで仕入れたのだ。
だから、買う人もノリだけで買ってほしい。
なんだかスケートボードカルチャーも退屈になってきたのではないか。
デッキやギアやシューズをトリックが決まりやすいかどうかだけで選ぶようになってないか?
そんなことは、二の次、三の次。
それよりもスケートボードは、ノリが大事だ。
スケートボードからノリが失われるというのは、つまり、音が小さいライブみたいなものだ。
ライブやクラブが、聞きやすいちょうどいい音量だったらどうだろう。
ノリが失われてしまうに違いない。
でかい音でノリノリになるから楽しいではないか。
スケートボードもノリ大切。すべてを失ってもノリさえ残っていれば、復活する。
だから、スナックマンクルーザーみたいなデッキを見た時に、「滑れるん?」と考えるのは、もうやめよう。
代わりに、「おもしろ!」という反応が出せるように、日頃から頭を柔らかくしておきたい。
そもそも、スケートボード自体が、サーファーのノリで作られたもの。
ノリを失って、得点や成果や地位や名誉を求め始めてしまったら、それは、スケートボードに似た別のもの。板には乗ってはいるけど、ノッていない。
おかしなもの、変なものを見たときに、意味を探すのをやめられたら、スケートボードの本当の魅力や面白さに気づけるのではなかろうか。
つまり俺は何を言いたいかというと、2枚も仕入れたノリだけのデッキがあるから、あなたに買ってほしいということなのである。
乗れる人が乗れば、こんなノリノリの滑りもできるデッキなのだ。
KROOKEDとQuarter Snacksのコラボレーションアイテム一覧を見る>>
